【老犬のトイレしつけ】快適な排泄環境を作るためのポイントと注意点

2024年06月10日

老犬のトイレしつけの基本

老犬になると膀胱の筋力の低下や病気などにより、尿を長時間ためておくことができなくなります。そのため、飼い主さんは愛犬の排泄を手伝うことが必要になります。早いうちに室外だけでなく室内でも排泄できるようにトレーニングすることをおすすめします。

老犬

トイレのしつけの注意点

 叱らない

    • 愛犬がトイレの失敗をした場合、叱らずにしつけをすることが大切です。叱ると、トイレをしたこと自体に対して叱られたと勘違いし、飼い主の前ではトイレをしなくなり、隠れてするようになります。
  1. その場でしつける

    • トイレの失敗をした場合、すぐその場でしつけることが重要です。時間がたってからしつけられても、愛犬は何が悪かったのか理解できず、混乱してしまいます。

老犬の粗相の原因

  1. 筋肉の衰え

    • 老犬になると膀胱の筋肉が衰え、尿の出入り口のしまりがなくなり、粗相をすることがあります。足の筋肉も弱くなるため、トイレに間に合わずに粗相するケースもあります。
  2. 病気
    • 頻繁にお漏らしをする場合、頻尿になる膀胱炎や慢性腎不全、脳機能の衰える認知症の疑いがあります。病気はしつけで直らないため、獣医師に相談しましょう。

老犬のトイレしつけ方法

  1. 室外で排泄していた場合

    • 室内排泄への移行トレーニングを行います。トイレトレーを室内やベランダに設置し、ペットシーツを敷きつめます。排泄の仕草を見せたらトイレに連れて行き、排泄ができたら褒めてご褒美をあげます。
  2. 室内で排泄していた場合

    • 筋力の低下や病気で排泄の我慢ができなくなった場合、トイレのスペースを広くする、出入りしやすいトイレトレーを選ぶ、トイレの場所を犬の居場所の近くに設置する、トイレを複数箇所に設置するなどの工夫をします。

老犬のトイレ失敗への対策

  1. トイレシートを広げる

    • 体勢を定めやすくするためにトイレシートを複数枚重ねたり、大判の洗えるトイレシートを使うと設置や取り替えが楽になります。
  2. 滑り止め対策

    • トイレシートの下に滑り止めマットを敷いて滑りにくい環境を整えます。
  3. 筋力を鍛える

    • 散歩やマッサージ、トレーニングで足腰を鍛えることで、筋力の衰えを防ぎます。

トイレの失敗が増えたらどうするか

  1. 動物病院で診てもらう

    • トイレを失敗する原因を把握し、適切な対策を講じるために動物病院を受診します。
  2. 失敗を責めない

    • 失敗を叱らず、優しく声をかけることが大切です。構いすぎることも避け、失敗したときはさっと片付けるのがベストです。
    • まとめ

  3. 老犬のトイレのしつけや介護には根気が必要ですが、適切な環境を整えることで愛犬の快適な生活をサポートできます。トイレの失敗を叱らず、優しく対応することが大切です。早めに室内トイレの習慣をつけるトレーニングを行い、トイレの場所を増やしたり、滑り止め対策をするなどの工夫を取り入れましょう。また、動物病院での診察を受け、健康状態を確認しながら適切な対策を講じることが重要です。

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