2024年08月15日
はじめに
「愛犬がシニアになったら旅行は無理だよね・・・」という声をよく耳にします。確かに年齢が高くなると、旅行の際に気をつけるべきポイントが増えますが、年齢を重ねたからこそ得られる楽しみもたくさんあります。シニア犬はまだまだ新しい場所や匂いに興味津々。今回は、シニア犬と旅行を楽しむための注意点や準備、旅行先の選び方について詳しくご紹介します。
老犬と旅行してもいい?
シニア犬になると反応が鈍くなったり、体力が落ちてしまったりするため、旅行を楽しめるのか不安に思う方も多いでしょう。しかし、シニア犬でも新しい刺激を楽しむことができます。旅行は、日常生活では得られない刺激を与え、愛犬の脳や体に良い影響を与える可能性があります。ただし、健康状態に配慮した上で旅行先を選び、無理のない計画を立てることが大切です。
移動での注意ポイント
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クレートはしっかり固定
愛犬を車に乗せる際は、クレートをしっかりと固定しましょう。クレートが小さい場合は運転席の後ろ、大きい場合は車の後部に置くと良いです。クレート内で安定した状態で移動することで、車酔いのリスクを減らし、急な動きによる怪我を防ぐことができます。 -
電車や飛行機に乗るときの注意点
電車移動の場合、ラッシュ時を避け、乗車時間を短くするのが基本です。飛行機移動は、気圧の変化や騒音があるため、持病がある犬や7歳以上の犬には避けた方が安心です。特に夏場や冬場は、気温差や湿度の影響が大きいため注意が必要です。 -
こまめに休憩を取ろう
移動中は最低でも1時間に1度は休憩を取り、外の空気を吸わせ、軽く歩かせて血行を促進しましょう。また、年齢が高くなると感覚器官が鈍くなり、体温調節が難しくなります。洋服や毛布を用意し、快適な温度で過ごせるように気を配りましょう。 -
水分をこまめに取らせる
シニア犬は喉の渇きに気づきにくくなります。飼い主が意識して水分補給を促しましょう。水を飲むのが難しい場合は、食事から水分を取れるように工夫するのもおすすめです。
宿選びでの注意ポイント
シニア犬と宿泊する際は、以下のポイントを確認しましょう
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車を降りてからフロントまでの距離が短い
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宿内に段差が少なく、スロープが設置されている
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滑りにくい床材が使用されている
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エレベーターがある
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部屋から外に出やすい設計
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近くに動物病院がある
これらの条件を満たした宿を選ぶことで、シニア犬にとって負担の少ない、安心して過ごせる環境を提供できます。
食事での注意ポイント
旅行の2週間前から食事内容に気をつけて、お腹の調子を整えておきましょう。年齢が高くなると消化能力が衰えるため、食事の変化に敏感です。旅行先で美味しいご飯を食べさせたい気持ちもありますが、消化しやすい、いつも食べ慣れているドッグフードを持参するのが無難です。整腸サプリメントも一緒に持参しておくと安心です。
他の犬と触れ合うときの注意
新しい犬との触れ合いはシニア犬に良い刺激を与えますが、相手の体力や反応速度を考慮し、疲れていないか様子を見守りましょう。また、以前は他の犬と遊ぶのが好きだった犬も、シニアになると違う反応を示すことがあります。愛犬のストレスサインを見逃さないようにしましょう。
余裕をもったプランニングが大事
シニア犬との旅行は、タイトなスケジュールではなく、余裕をもったスケジュールを立てましょう。若い頃のように動き回ることは難しいため、こまめに休憩を入れ、愛犬の体調を最優先に考えたプランニングが大切です。
シニア犬との旅行での必需品
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フード
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食べ慣れているものや消化しやすいものを選び、旅行先での食事に気を使いましょう。 -
ペットシーツやおむつ
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シニア犬は頻尿になりやすいので、ペットシーツやおむつを用意し、トイレの心配を減らしましょう。マナーベルトもおすすめです。 -
ウェアや毛布
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体温調節が苦手なシニア犬のために、ウェアや毛布などを用意して快適に過ごせるようにしましょう。 -
薬やサプリメント
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持病がある場合は、十分な量の薬やサプリメントを持参し、予備も用意しておくことが重要です。 -
シャンプータオル
トイレの失敗時や体が汚れてしまったときのために、シャンプータオルやドライシャンプーを用意しましょう。
まとめ
愛犬がシニアになっても、一緒に旅行を楽しむことは可能です。シニア犬だからこそ、新しい場所や匂いを楽しみ、愛犬と一緒にかけがえのない思い出を作ることができるのです。今回紹介したポイントを参考に、シニア犬との旅行を安全かつ楽しく計画し、心に残る時間を過ごしてください。
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※現状、一般の方からの保護犬の引き取りは行っておりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。