2025年03月31日
【犬の眼の充血】犬の眼が赤いときの原因と対処法
目はデリケートな器官です。愛犬の眼が赤いと心配になる飼い主さんも多いはずです。この記事ではわんちゃんの眼が赤くなる原因とその対策についてまとめました。わんちゃんの眼が赤くなる原因にはさまざまなものがあります。あまり心配しないでいい症状もあれば緊急性を要する疾患もあります。愛犬の眼が赤くなる時があったり、眼について気になる方はぜひ読んでみてください。
目次
- 愛犬の眼が赤い~最初に確認すべきこと
- どこが赤い?
- 考えらる疾患
- 緊急性の高い疾患
愛犬の眼が赤い~最初に確認すべきこと
なんだか愛犬の眼が赤い気がする!そんなときは一度落ち着いて次の点について確認してください。
- 年齢
- 性別
- 片目だけなのか両目なのか
- 常に赤いのか、特定の時間に赤くなるのか
- 目が赤い以外に症状はあるのか
単に目が赤いといっても様々な原因が考えられます。同じ症状でも性別や年齢が違ったり、いつ起こるのかが違えば原因は別であることも多いです。これらの情報を整理することで自分で調べる際にも、また獣医さんに伝える際にも役に立つはずです。
どこが赤い?
ワンちゃんについての情報が整理できたなら次に考えるべきは目のどこが赤いかです。単に目が赤いといっても目の表面が赤いのか、目の内部が赤いのかで考えられる疾患が変わってきます。
例えば目の表面が赤い場合、さらに細かく分ければ
- 表層性の結膜の充血(結膜充血)
- 深層性の強膜の充血(毛様充血)
- 表層性の角膜の血管新生
- 深層性の角膜の血管新生
などが考えられます。
また反対に目の中が赤い場合には眼内出血が考えられます。
目の表面が赤いのか深部が赤いのかを見分けるためにはまずしっかりと観察しましょう。血管がぷっくりと浮かび上がって見えたり明らかに表面を走る血管が充血している場合は表層の充血でしょう。ほかに瞼を動かし血管も一緒に動くかを確認する方法もありますが、先に述べた通り目は非常にデリケートな器官です。ワンちゃんが嫌がって暴れたりした場合に傷をつけてしまう可能性もありますので慣れない方はしっかりと観察して獣医師に伝えるのが良いでしょう。
考えらえる疾患
では表層性と深層性どちらの充血かわかった場合、それぞれかんがえられる疾患は以下の通りです。
結膜充血(表層性の充血)
- 1.眼瞼疾患
- 2.涙液量の異常
- 3.第三眼瞼(瞬膜)疾患
- 4.角膜疾患
毛様充血(深層性の充血)
- 1.角膜疾患
- 2.強膜疾患
- 3.ぶどう膜疾患
- 4.水晶体疾患
- 5.緑内障
- 6.網膜疾患
結膜充血
1.眼瞼疾患
感染や免疫異常などによる眼瞼炎、眼瞼腫瘍、眼瞼内反症、眼瞼外反症など
2.涙液量の異常
乾性角結膜炎や、マイボーム腺機能低下症など
3.第三眼瞼(瞬膜)疾患
チェリーアイと呼ばれる第三眼瞼腺腫大、第三眼瞼腫瘍などが
4.角膜疾患
角膜の上皮から実質浅層までの障害があげられます。
毛様充血(深層性の充血)
1.角膜疾患
表層の疾患にくらべてより深い部位(角膜実質の深層から内皮まで)の障害、例えば角膜潰瘍や角膜穿孔など
2.強膜疾患
強膜炎、強膜腫瘍などの疾患など
3.ぶどう膜疾患
ぶどう膜炎、虹彩毛様体腫瘍など
4.水晶体疾患
白内障、水晶体脱臼など
5.緑内障
6.網膜疾患
網膜剥離、網脈絡膜炎など
目が赤いときに考えらえる緊急性の高い疾患
ここまで目が赤いときに考えられる疾患を上げましたが、中でも緊急性の高い疾患は角膜穿孔と急性緑内障です。
これらの緊急性の高い疾患の場合には例えば角膜穿孔であれば眼洗浄、眼瞼縫合術などの応急処置を行い、眼科専門病院に紹介されることも多いです。また急性緑内障であれば緑内障治療薬の点眼や利尿薬の全身投与などの応急処置が行われる場合が多いです。いずれにしてもこれらの病気が考えらえる場合にはいち早く動物病院に連れていきましょう。
まとめ
この記事ではワンちゃんの眼が赤いときに考えられる疾患についてまとめました。記事の中で上げたように充血をしている場合、緊急性の高い疾患も候補として挙げられます。最悪の場合失明してしまったり、全身に影響が出る場合もあります。なるべく自分だけで判断しようとせず獣医師の先生に相談するのが良いでしょう。
ほかにもシニア犬をかっている飼い主さんの助けになる記事を多く投稿しています。ぜひ読んでいってください。
【老犬の心臓病】僧帽弁閉鎖不全症の症状・原因・治療法を詳しく解説
【老犬の目の病気】老犬がかかりやすい目の病気を紹介
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参考にした文献
鑑別診断の手引き 眼からイロイロ 都築圭子