【ペットのいるオフィス】ペット同伴可能なオフィスのメリットと課題とは?

2024年08月16日

みなさんはペットフレンドリーオフィスという言葉をきいたことがありますか?ペットフレンドリーオフィスとはその名の通りペットのいるオフィス、つまりペット同伴で出社可能なオフィスのことです。ペットと一緒に働くことによってどのようなメリットがあるのでしょうか。この記事ではペットフレンドリーオフィスの魅力や課題についてまとめます。

欧米ではペットフレンドリーオフィスが増加傾向に?

日本では聞きなれないペットフレンドリーオフィスという言葉。実は近年欧米を中心に導入する企業が増えてきているのです。

有名な企業ですと

アマゾン(シアトル)

Uber(サンフランシスコ)

Zogics(マサチューセッツ州レノックス)

ベン&ジェリーズ(バーモント州バーリントン)

Google(カリフォルニア州マウンテンビュー)

などがペットフレンドリーな企業として挙げられます。誰もがきいたことのある有名企業ばかりですよね。

なぜ今ペットフレンドリーオフィスが増えているのか

欧米でペット同伴可能なオフィスが増えている背景にはコロナによるロックダウンが関係しているといわれています。ご存じのとおり新型コロナウイルスの世界的流行により様々な国でロックダウンが実施され、従来のオフィスワークからリモートの在宅ワークに切り替えられるなど家にいる時間が非常に長くなりました。その結果人と会う時間が減りその孤立感からペットを飼う人が増えたといわれています。しかしポストコロナに差し掛かった現在、再びオフィスワークが再開されました。これを機にペットと離れたくない、ペットを一人にしておけない、介護や投薬が必要でおいていけないなどの理由で会社を辞めたり転職する人が増えているというのです。その結果ペットフレンドリーなオフィスが求められるようになったわけです。

 

しかしペットのいるオフィスは単に飼い主の寂しさ解消のためだけではなく、企業に対しても様々なメリットをもたらすのです。

ペットがオフィスにいることのメリット

ペットが職場にいることで企業にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。特に代表的なものが次の3つです。

コミュニケーションの機会が増えて情報伝達が円滑に進む

動物が職場にいることでコミュニケーションが円滑になったとペットフレンドリーオフィスを導入した様々な企業で言われています。動物がいることで動物とひととの触れ合いの場面が増加し、いままでは関わる機会のなかった他部署の社員とコミュニケーションをとる機会が増えるそうです。たしかに自分の飼っている愛犬がほかのワンちゃんと仲良さそうに遊んでいると「かわいいですね」「おいくつなんですか?」といった会話が自然と生まれてきますよね。

また普段は怖くてあまり話すことのできない上司とも隣にワンちゃんがいるだけで雰囲気が和み本音で話し合えるかもしれません。

 

社員のやる気につながる

普段は堅苦しいオフィスもワンちゃんネコちゃんがいるだけでとても和むものです。オフィスワークで疲れたときもわんちゃんねこちゃんのもふもふパワーがあれば一気に疲れも吹き飛びそうですね。

 

福利厚生をアピールして新規社員を獲得

上でも触れた通りペットを家に置いていけないことが原因で就職をあきらめている人は少なくありません。そんな方にとって福利厚生でペット同伴可能、しつけやトレーニング講習の一部負担などといった条件は非常に魅力的だといえます。つまりペットフレンドリーなオフィスの導入は人材獲得にもメリットをもたらすという事です。

課題は?

ここまでペット同伴出社の様々なメリットについて述べましたが、課題があるのも事実です。

匂いやアレルギーの問題

すべての人が動物を大好きなわけではありません。大好きな愛犬であれば多少のにおいは気にならないと思いますが動物が苦手な人にとっては動物の存在が非常にストレスになる可能性があります。またアレルギーを持っている方がいる場合には動物が近づく可能性があるだけでも非常に大きな問題になってしまいます。空調を調節したりデスクの配置を考えることで事前に対応しておく必要があるでしょう。

テナント問題

一番大きな問題がこのテナント問題だといえます。ペットがいることにより匂いや粗相、騒音問題など様々なリスクが予想されます。よってペット同伴を認めているテナント会社は非常に少ないのが現状です。

ペットのストレス

考慮すべきなのは人だけではありません。動物福祉についてもこだわる必要があります。オフィスの温度や床の材質は動物の詰めが引っ掛かりやす素材ではないかなど動物にストレスを与えない構造を考える必要があります。

まとめ

この記事ではペットフレンドリーなオフィスについてそのメリットと課題について解説しました。今の日本ではまだまだ課題が多いのが現実ですが、ペットフレンドリーな企業が増えることで社会全体のペットに関する許容が広がりペットもヒトも幸せな社会に近づけることができればとても良いですね。

 

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