【日本の動物愛護は遅れている?】諸外国から学ぶ動物に優しい社会とは

2024年08月17日

皆さん、動物はお好きですか?ペットは私たちに癒しと幸せを与えてくれる最高のパートナーですよね。しかし日本はそんなペットに対する福祉が諸外国に比べて遅れているといわれていることをご存じでしょうか。一部では日本はペット後進国と呼ばれることさえあります。この記事ではペットの福祉に対して高い意識を持っている国、いわゆるペット先進国と比較し日本も見習うべきいくつかの点について解説します。

ペット先進国とは?

ペット先進国という言葉は聞きなれない人も多いのではないでしょうか?ペット先進国とは「動物の権利が尊重され、動物愛護の精神が高い国」のことを指します。具体的には

オーストラリア

ニュージーランド

スウェーデン

スイス

ドイツ

などが世界的に見てペット先進国だと呼ばれています。

ペット先進国は動物に対する国民の意識が圧倒的に高く、動物に関わる法律が整備されているのが特徴です。ペット先進国では子犬の販売ルートや飼育環境、公共施設での扱いなどにおいて日本には見られない多くの共通点があります。

日本とペット先進国の違い

ペット先進国には動物のための様々な制度が存在します。ここでは日本にはないいくつかの代表的な制度について紹介します。

 

アニマルポリス

ペット先進国にはアニマルポリスと呼ばれる動物の警察官が存在します。アニマルポリスは人間の警察と同じような権利を持っており、飼い主に対する指導や取り締まりが主な業務です。市民の通報を受けたアニマルポリスによって、動物たちは日々権利を守られているといいます。

ペットショップがない

多くのペット先進国では、ペットショップで動物を購入することはできません。ペットを飼いたいと思った時は、専門のブリーダーか動物保護施設から迎えるのが一般的です。対して日本の場合、少しずつ里親制度は広まってきているものの、いまだショップからの購入が多いのが現状です。なお、ペット先進国では、生後8週齢前の販売は一切禁止されています。幼い時期はペットにとって1番大切な社会化期とされており、ペットが健やかに暮らすために必要な時期だと考えられているのです。ドイツでは、生後8週齢規則を破った場合、約300万円以下もの罰金を課せられることもあります。

殺処分

ドイツ、スイス、スウェーデンなどのペット先進国では、殺処分場は存在しません。日本のように期限が来れば安楽死させる規則はなく、保護された動物は寿命が尽きるまで施設で生活するか、新しい家庭に引き取られるのが主流です。特に優秀な例としてドイツのティアハイムでは、啓発活動やPRが活発であるため、譲渡率は90%を超えるといいます。

制度のほかにもさまざまな考え方の違いが。

日本とペット先進国で違っているのは制度だけではありません。国民のペットに対する意識にも違いがみられます。

ペットの公共施設への立ちいり

日本では介助犬をのぞいて、公共交通機関への犬の出入りはできません。レストランはもちろん、ホテルや旅館などでも犬は立ち入りできないことが少なくないでしょう。また動物のアレルギーや衛生面を考慮し、ケージに入れた状態でもNGとされている場所も多いです。最近はペット同伴を許可している飲食店も増えてきていますがまだまだ少ないのが現状だといえます。

ペット先進国では、犬が入れない施設や交通機関は珍しいとされています。ペットを家族の一員と捉える意識が根強いため、人々は犬の存在を自然なことと受け入れています。また近年欧米を中心にペットフレンドリーなオフィスも増加傾向にあります。

犬税

ドイツには「犬税」という税金制度が存在します。これは主にヨーロッパで見られる政策で、ドイツでは1810年に始まりました。これは制度の違いとも言えますが、犬を飼うという事は責任を伴う事だという意味で意識の違いとも言えます。ほぼ全てのドイツ自治体で犬税が徴収されており、税額は市町村によって異なりますが、飼育する犬の数が多いほど税金も増加します。1頭の犬にかかる税金は日本円で約1万から2万円で、2頭目以降はさらに金額が上がります。特に闘犬指定の犬種は通常の3倍の税金が課せられ、流行による飼育や珍しさを追求する飼育を抑制しています。また集めた税金は街中にウンチポストを設置したり、ごみの回収にかかる費用に使われるそうです。このことからも社会全体として犬の立場がしっかりと保証されていることがうかがえますね。

日本でもこれから増える?ペットフレンドリーオフィス

ここまでペット先進国と日本の違いについて様々な制度について解説しましたが、日本もまねて実践できるものも多いといえるでしょう。中でもペットフレンドリーオフィスの導入はこれからの日本の社会に必要なものだといえます。ペットフレンドリーオフィスについてはこちらの記事でまとめていますので是非読んでみてください。

 

【ペットのいるオフィス】ペット同伴可能なオフィスのメリットと課題とは?

まとめ

この記事ではペット先進国と日本の違いについて解説しました。諸外国のペットに対する意識の高さを見ると日本の制度にはまだまだ課題が多いことに気づかされますね。真似できるところから順番に少しずつペットに優しい社会に変えていく必要があるでしょう。

 

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