【犬の健康診断】費用や検査内容、注意点についてご紹介

2024年06月16日

犬の健康診断

ひとと違い会話のできない犬は体に不調が生じても、すぐに飼い主に伝えるすべがありません。そんなワンちゃんたちの不調にいち早く気づき最善の治療を施すために必要不可欠なのが健康診断です。この記事ではわんちゃんの健康診断について必要な費用や検査内容、飼い主さんに知っておいてほしい注意点などをまとめました。

健康診断は必要?

わんちゃんにとって健康診断はなぜ必要なのでしょうか。たくさんの理由がありますが特に大切なのは次の2つだといえます。

  • 1.病気にいち早く気づける

    犬には怪我や体の不調を隠す本能が備わっています。これは弱っていることが外敵にばれると襲われる可能性が高くなるからです。

    よって多少の負傷があったとしても飼い主さんに隠してしまい、行動に変化がみられた時にはすでに重篤な状態になってしまっていることが少なくありません。しかし定期的に健康診断を受けていれば、見た目では気づけなかった不調にいち早く気づくことができます。また獣医さんは主観ではなく数値をもとに体の状態を判断するため、隠していたとしても気付くことができます。病気をいち早く発見できればその分早く治療ができ、健康維持につながります。

    犬個人のデータが取れる

    動物病院と聞くと犬の体調が悪くなったときに行く場所だというイメージが強いです。しかし、それでは健康な状態のデータを知ることはできません。ヒトと同じように犬一頭一頭にも個人差があります。血糖値が他より高い子もいれば低い子もいるでしょう。普段から健康診断を受けていればそれを基準に判断できますが健康な時のデータが無ければその子の特性を考慮することができないため誤った判断をしかねません。そういった意味でも健康診断は必要であるといえます。

健康診断では何を診るの?

問診

普段のわんちゃんの様子を飼い主さんから聞きます。いつも食べているご飯の種類や飲んだことのある薬のこと、生活リズムなども重要な情報です。

一般検査

視診、聴診、触診などを行います。視診では体の表面の様子を確認し異常がないか調べます。

聴診では、聴診器で呼吸の音や心拍に異音がないか確認します。触診は、お腹に触ってしこりの有無などをチェックしたりします。他にも、臭いを嗅ぐことで膿のニオイや異臭を探します。

血液検査

採血をして血液の状態を調べます。血液の成分を分析することで臓器に問題がないかや炎症が起きていないかなどを数値として把握できます。血液検査は主に「全血球検査(CBC)」と「血液生化学検査」の2種類があります。

全血球検査(CBC)とは赤血球数や白血球数など血球を調べることで、貧血の有無や炎症が起きていないかを調べられます。

  • 血液生化学検査とは血液中の成分を分析し内臓の働きや栄養状態を把握するための検査です。

レントゲン・超音波検査などの画像検査

場合によってはレントゲン検査と超音波検査(エコー検査)が行われることもあります。これらの検査では共に画面に体内の映像を映し出し異常がないかを調べます。

 

動物病院によっては健康診断でCT検査をすることもあるでしょう。CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)とは、X線を利用して体の内部(断面)を画像化する検査です。画像処理を行うことにより、レントゲンより体の細かな情報を得ることが可能です。
 

尿検査・便検査

尿検査では腎臓や膀胱、前立腺が正常に機能しているかを知ることができます。また、糖尿病の発見にも役立ちます。

便検査では細菌バランス、寄生虫の有無、食べ物の消化状態が確認できます。

おおよその費用は?

費用は動物病院や検査をする項目によって異なります。

しかし日本獣医師会が平成27年度に調査した「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査」の調査結果によると、健康診断の料金の平均は14,021円で、大半の病院が7,500円~30,000円の範囲に含まれているためこれを目安にしても良いかと思います。

また健康断診の項目と値段は動物病院によって様々です。一般的に健康診断は病気の診察ではないため、保険適用外(全額自己負担)になります。

加入している保険内容に健診費用も該当するのか、健診費用や支払方法の確認を事前にしておくと安心して健診を受けることができるでしょう。

 

この記事では犬の健康診断についてまとめました。

この記事が飼い主さんの助けになれれば幸いです。最後に千葉県にある、獣医師経営の老犬ホームスマイルフラワーについてご紹介です。

スマイルフラワーって?

老犬ホームスマイルフラワー

老犬ホームスマイルフラワーは千葉県にある関東最大級の広い敷地を持つ、動物病院運営の安心安全な、老犬ホームです。充実のサービスを含む料金体系の元、ご家族に代わりに大切に愛犬をお預かりします。東京、神奈川、埼玉などからアクセスが良く、ぜひお困りの際はご相談ください。

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また老犬ホームスマイルフラワーではペットホテルのサービスも行っております。ペットホテルでは基本的に犬種や持病の有無に関係なくどんな子でもお預かりしています。獣医師監修だからこそ安心してお預けいただけます。
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スマイルフラワーでの取り組み

個別対応

老犬一頭一頭の健康状態や嗜好に合わせた食事を提供しています。食べやすい形状や温度、トッピングの工夫を行い、少しでも食欲が戻るようにしています。

医療サポート

スマイルフラワーでは、獣医師による定期的な健康チェックを行っています。食欲不振の原因が病気によるものである場合、早期に発見し適切な治療を行います。

リラックスできる環境の提供

老犬がリラックスして食事を摂れるよう、静かで安心できる環境を整えています。ストレスを軽減するための工夫を行い、食欲が回復しやすい状態を保っています。

見学のご案内

飼い主様に直接施設を見学していただき、スマイルフラワーの魅力を感じていただきたいと思っています。施設見学は随時受け付けておりますので、ぜひ一度お越しください。

保護犬活動について

老犬ホームスマイルフラワーでは、保護犬のお世話も行っております。

保護犬はNPO法人Link toのホームページ及びインスタグラムをご覧下さい。

※現状、一般の方からの保護犬の引き取りは行っておりませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。