【老犬のがん】老犬に起こるがんの症状、初期症状

2024年06月28日

最近では獣医療の発展や生活の質の向上から犬の寿命が延びそれに伴いがんにかかるワンちゃんが増えてきています。今では犬の子音一位はがんだといわれるほどです。

この記事では犬のがんにはどのようなものがあるのか、その種類や特徴、初期症状について解説します。

 

がんってなに?

”がん”という言葉はよく聞きますがそもそもがんとはどのような病気なのでしょうか?がんとは細胞が異常に増殖することで臓器が正常に働かなくなり体に様々な異常をもたらす病気のことです。イメージしやすいのは腫瘍ですが実はすべての腫瘍が悪性というわけではありません。腫瘍のうち大きくなって周りに広がったり違う臓器にうつる性質を持つものが悪性の腫瘍である可能性が高いです。厳密にはできる場所や種類によって名前が分けられていますが世間ではこの悪性の腫瘍のことを指してがん言うことが少なくありません。

がんの種類

がんには様々な種類のものがありそれは発生する部位によって変わってきます。大まかにはいかのような種類のがんがあります。

【皮膚のがん】
しこりとして見つかることが多いのが皮膚のがんです。体や足先、耳、口、肛門周りまでさまざまな場所で発生します。
皮膚にできる腫瘍には、肥満細胞腫や軟部組織肉腫、脂肪腫、組織球腫、リンパ腫などさまざまな種類があります。
軽いおできだと決めつけず早めに動物病院を受診するようにしましょう。


【腹部のがん】
肝臓や脾臓で発生する腹部のがんは、腫瘍が大きくなると胃腸を圧迫し、吐き気や下痢を引き起こすことがあります。肝機能の低下により、元気がなくなり、黄疸(体が黄色くなる)や毒素の蓄積による発作が発生する可能性もあります。これらの臓器は症状が現れにくいため、発見された時にはすでに進行していることも少なくありません。具体的なものでは肝臓には肝細胞がん、胆管がん、血管肉腫、リンパ腫が、脾臓には血管肉腫、結節性過形成、リンパ腫などの病変が見られます。

【呼吸器のがん】
呼吸器とは鼻から咽頭・器官を通り肺までつながる管のことです。ここにもがんが発生する可能性があります。鼻に腫瘍ができた場合では、くしゃみや鼻水、鼻づまり、鼻血の症状が見られます。悪化すると顔面の変化が起こります。
また鼻の内部には鼻腔内がんやリンパ腫など、肺には肺がんや組織球肉腫と言った悪性腫瘍が発生します。

【泌尿器のがん】
泌尿器とは腎臓から尿管、膀胱、尿道、前立腺の経路のことです。
腎臓がんや腎臓リンパ腫、膀胱がん、前立腺がんなどがあげられます。尿路にあらわれる症状としては、膀胱炎のような頻回尿、血尿、尿のしぶり・尿漏れ、排尿時痛などです。

【消化器のがん】
消化器がんは、口から肛門に至る消化管に発生するがんです。しこりが口内や肛門周辺で見つかることにより発見されることがあります。
消化器がんが発生すると、吐き気、食欲不振、下痢、タール便、血便、体重減少などの症状が表れることがあります。これらの症状が慢性的に続く、または治療後にすぐに再発する場合、がんの可能性があります。
消化器がんには、口腔内腫瘍(メラノーマ、扁平上皮癌、線維肉腫など)、胃癌、小腸癌、大腸癌、胃腸リンパ腫や肥満細胞腫、肛門周囲腫瘍(肛門周囲腺腫・腺癌、肛門のう癌)などが含まれます。


【脳・神経・筋肉・骨のがん】
脊髄などの中枢神経や筋肉・骨に腫瘍ができるがん。不自然な歩き方をするほか、痛みや麻痺の症状があらわれます。
脳に腫瘍ができるとけいれん発作や性格の変化、視力の低下・消失などが認められるようになるでしょう。
脳には髄膜腫、リンパ腫、神経膠腫などが、骨や筋肉には骨肉腫、軟骨肉腫、軟部組織肉腫、組織球肉腫などが発生します。

【血液のがん】
代表的なものにはリンパ腫や白血病があります。これらは血液中の細胞が増殖することにより生じるがんです。特にリンパ腫は犬猫ともに非常に多く認められる病気です。
初期段階ではリンパ節の腫れのみが見られますが、リンパ腫が進行するにつれて、全身のリンパ節が腫れ上がり、活力や食欲が低下し、体重が減少することがあります。早めに気付いてあげることが大切です。

【生殖器のがん】
乳がんや精巣腫瘍など犬猫に起こりやすいのが生殖器のがんです。
乳腺腫瘍の場合は乳腺の周りにしこりが見つかります。反対に精巣腫瘍は症状が出ることはまれで、多くの場合精巣の大きさが左右違うことで発見されます。
生殖器の腫瘍は、去勢手術や避妊手術が効果的な予防法として知られています。


初期症状

がんの症状は発症場所により様々ですが比較的よくみられる症状として体重減少、食欲の低下、ぐったりしていて元気がなくなってくる、しこりがみつかりどんどん大きくなる。などがあげられます。また口臭や歯周病、体を触ったときに痛がるなども発見のきっかけになります。

早期発見が治療のカギ

犬のがんでは早期発見・早期治療がなによりんも重要です。日頃から愛犬の体のチェックを行いましょう。体をやさしくマッサージしてあげたり、無理のないスキンシップをとることがとても重要です。

 

この記事では犬のがんについてその種類と症状をまとめました。初めて知る内容もあったでしょうか?正しい知識を身に着けることで大切な愛犬に最後まで少しでも幸せに過ごしてほしいですね。

 

最後に千葉県にある老犬ホーム”スマイルフラワー”についてご紹介です。突然のけがや病気で大切な愛犬の面倒が見れなくなってしまった方へ。老犬ホームという選択肢を考えてみませんか?

広大な敷地面積と獣医師監修だからこそ可能な安心した医療制度。また万が一病気になった際、提携する動物病院にて割引価格で診療が受けられます。”大切な愛犬がずっと笑顔で健やかにいられる場所”をめざし愛情たっぷりに老犬のお世話をしています。

老犬ホームをお探しの方はぜひ老犬ホームスマイルフラワーにお預けください。

Instagram

instagramでは実際にお預かりしているわんちゃんの散歩の様子などを投稿しています!

ぜひこちらもご覧になってください。

スマイルフラワーって?

老犬ホームスマイルフラワー

老犬ホームスマイルフラワーは千葉県にある関東最大級の広い敷地を持つ、動物病院運営の安心安全な、老犬ホームです。充実のサービスを含む料金体系の元、ご家族に代わりに大切に愛犬をお預かりします。東京、神奈川、埼玉などからアクセスが良く、ぜひお困りの際はご相談ください。

https://roukenhome.com/

また老犬ホームスマイルフラワーではペットホテルのサービスも行っております。ペットホテルでは基本的に犬種や持病の有無に関係なくどんな子でもお預かりしています。獣医師監修だからこそ安心してお預けいただけます。
お問い合わせはこちらから↓
https://roukenhome.com/contact/

手続きの流れはこちらから↓ご確認いただけます!
https://roukenhome.com/process/

 

スマイルフラワーでの取り組み

個別対応

老犬一頭一頭の健康状態や嗜好に合わせた食事を提供しています。食べやすい形状や温度、トッピングの工夫を行い、少しでも食欲が戻るようにしています。

医療サポート

スマイルフラワーでは、獣医師による定期的な健康チェックを行っています。食欲不振の原因が病気によるものである場合、早期に発見し適切な治療を行います。

リラックスできる環境の提供

老犬がリラックスして食事を摂れるよう、静かで安心できる環境を整えています。ストレスを軽減するための工夫を行い、食欲が回復しやすい状態を保っています。

見学のご案内

飼い主様に直接施設を見学していただき、スマイルフラワーの魅力を感じていただきたいと思っています。施設見学は随時受け付けておりますので、ぜひ一度お越しください。