【ヨークシャー・テリアの特徴と飼育ポイント】かかりやすい病気とその予防法

2024年10月01日

【ヨークシャー・テリアの特徴と気をつけたい病気】

ヨークシャー・テリアとは


ヨークシャー・テリアは19世紀にイギリスのヨークシャー地方でネズミ退治用に品種改良された犬種です。絹のように滑らかで光沢のある美しい被毛は、「動く宝石」とも称され、成長と共に毛色が7回も変化すると言われています。体は小型ですが、愛玩犬としてだけでなく、その勇敢な性格もあいまって、世界中で人気を誇る犬種です。

性格


ヨークシャー・テリアは、活発で好奇心旺盛な性格でありながら、非常に忠実で愛情深い犬種です。テリア気質が残っており、非常に勇敢な一面も持っています。一方で、気が強く頑固なところもあり、しつけには根気が必要です。飼い主に対しては強い信頼を寄せますが、他の犬や動物に対しては警戒心を持つことがあるため、社会化が重要です。しっかりとしたリーダーシップを発揮することで、信頼関係が築かれ、良好な関係が保てるでしょう。また、非常に遊び好きなので、十分な遊びや運動を取り入れてストレスを軽減させることが大切です。

飼い方のポイント

 

1. しつけ:ヨークシャー・テリアは賢い犬種ですが、甘やかしすぎるとわがままになることがあります。無駄吠えや無駄噛みを防ぐために、早期からのトイレトレーニングや基本的なコマンドのしつけが必要です。特に頑固な性格が出ることがあるため、根気強くしつけを行い、飼い主がリーダーであることを理解させましょう。
2. 被毛のお手入れ:シルキーコートと呼ばれる美しい被毛は、絡まりやすく毛玉ができやすいため、毎日のブラッシングが欠かせません。また、被毛が伸び続けるため、定期的なトリミングが必要です。目に毛がかからないよう、目の周りをこまめにカットすることも大切です。
3. 過ごしやすい環境:ヨークシャー・テリアはシングルコートで、寒さや暑さに敏感なため、室温の管理や防寒対策が必要です。また、関節が弱いため、床が滑らないようにカーペットを敷いたり、フローリングに滑り止めワックスを塗るなど、足腰を守る環境作りも大切です。

かかりやすい病気

 

1. 門脈シャント:門脈という血管に異常があり、肝臓を通らずに毒素が全身を巡る病気です。成長が遅れたり、ふらつきや痙攣といった神経症状が現れることがあります。ヨークシャー・テリアは先天的にこの病気を持つことが多く、若いうちに発症する場合が多いです。治療は外科手術が第一選択となることが多く、手術により完治が望めます。
2. 膝蓋骨脱臼:膝蓋骨が外れる病気で、小型犬に多く見られます。膝関節に負担がかかることで脱臼し、足を引きずるような歩き方や痛みが現れます。症状の進行に応じて保存療法や外科手術が行われます。日常的に滑りやすい床を避けることや過度なジャンプをさせないように注意が必要です。
3. 気管虚脱:気管が潰れてしまう病気で、咳や呼吸困難を引き起こすことがあります。症状が進行すると、呼吸が苦しくなり、重篤な場合は命に関わることもあります。内科治療や、場合によっては外科手術が必要です。興奮や肥満はリスクを高めるため、生活環境の改善が求められます。
4. 僧帽弁閉鎖不全症:心臓の弁がうまく閉じなくなる心臓病で、血液が逆流することで心臓に負担がかかります。咳や疲れやすさが主な症状です。投薬治療で進行を遅らせることができますが、早期の発見と治療が重要です。

病気の予防・早期発見のためにできること


日常のケアを怠らないことが大切です。定期的なブラッシングや歯磨きは、皮膚病や歯周病の予防につながります。また、定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見が可能です。特に、高齢になると健康状態が変化しやすいため、シニア期には血液検査やレントゲン検査も含めたドッグドックを行うことが推奨されます。

まとめ


ヨークシャー・テリアは、その美しい被毛と勇敢な性格から、世界中で愛されている犬種です。しかし、その小さな体にはいくつかの健康リスクも抱えているため、日々のケアと健康管理が必要です。適切なしつけと愛情をもって接し、病気の予防や早期発見に努めることで、愛犬と健やかで楽しい生活を送りましょう。

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